チーム美らサンゴコラムvol.9【水中ゴミ拾い】

はじめに
新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、罹患された方々に心よりお見舞い申し上げます。
2020年春、新型コロナウイルスの影響で本来実施予定でした植付けイベントが中止となったため、チーム美らサンゴ協賛企業一同より、海洋環境改善と新型コロナウイルス感染症の終息を祈念して、サンゴ植付けを現地関係者(恩納村漁協、沖縄DSラグーン)へ依頼して実施しました。
その様子を「チーム美らサンゴコラムvol.1【サンゴ植付け】」として、チーム美らサンゴに関する情報をコラム記事として複数回掲載することで、沖縄やサンゴの現状をお伝えしていきたい考えております。 チーム美らサンゴ協賛企業一同

 

 

チーム美らサンゴコラムvol.9【水中ゴミ拾い】

はいさーい(^^)/
チーム美らサンゴの植付けイベント運営を担当させていただいております、沖縄ダイビングサービスLagoonの岡村海星です。

第9回目のコラム記事は【水中ゴミ拾い】についてお話しさせていただきます。

まず初めに、ここ恩納村は国定公園にも指定されるきれいな海岸線やたくさんのサンゴが見られる美しい場所です!

水中ゴミ拾い

写真でもわかる通り、きれいな砂浜♪

水中ゴミ拾い

水中はたくさんのサンゴで彩られています♡

 

しかし残念なことにその海岸、水中にはたくさんのゴミがあります…

定期的に僕たちを含めボランティアの方が清掃していますが、見るたびに増えているゴミの量に心が痛くなってきます。

その中でも普段あまり目にしない水中のゴミ拾いに焦点を当てていきたいと思います。

今回はダイビングでの水中ゴミ拾いです。

水中ゴミ拾い

ゴミを入れるバッグ、絡まった糸などを切断するハサミを持って水中へ

水中ゴミ拾い

陸上、水中問わずよくあるゴミのビン、缶など飲み物の容器。付着物を見るとこのビンについてはかなり長い時間水中にあった様子。

水中ゴミ拾い

落ちているゴミは拾って袋の中へ。比較的拾いやすいゴミになります。

けがをしないようにグローブも必須です!

ちなみにゴミ拾いをしているとだんだん集中してしまい気が付くと1時間近くたっていたり(笑)

 

こちらは6月に行った水中清掃の集合写真です。

海人の皆さんと、ダイバーが協力してゴミ拾い!記念写真ではないので顔が険しい・・・(笑)

 

続いて拾うのが大変なゴミのご紹介

水中ゴミ拾い

サンゴに絡まってしまった釣り糸などは外すのにも一苦労。場合によっては釣り糸を体の中に巻き込んで大きくなってしまったサンゴも見つかります。

水中ゴミ拾い水中ゴミ拾い

このようにサンゴを傷つけないようハサミで少しずつ糸を切っていきます。本当に大変です。そしてこれが水中ではたくさん見られます。

ダイビングのポイントは釣りのポイントになっている事も多く、そういうポイントでダイビングをすると必ず目にする光景です。

水中ゴミ拾い

その他にもペットボトル、発泡スチロールなどがたくさん……

【まとめ・海星】

2020年4月に入社し、毎日海に触れる環境に身を置き、水中はもちろんビーチにもこんなにもたくさんのゴミがある事に驚きました。

千葉で生活していたときは、ゴミに対する意識もそれほど無く、ポイ捨てもよく見る光景でした。

最近では、美らサンゴを始め水中清掃や、ビーチクリーンの活動を通じて、自ら活動するように変わってきました。例えばファンダイビング中にみつけたゴミをBCDのポケットに入れる等です。

いきなり行動するのは難しいですが、自分のペース、出来る範囲で始める事が大切だと感じました。

1人では出来ることは少ないですが、イベントを通じ多くの人に現状を知り感じてもらい、未来のためみんなで活動できたらと思います。

 

2021.02.01 岡村海星(株式会社ラグーン)

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