豊かなサンゴの海の魅力をたくさんの人に伝えよう コーラルフォトコンテスト結果発表!
「星降る海」 TAKEOさん
撮影場所:石垣島
地形ポイントで見た何千、何万ものキンメモドキが光輝く姿はまるで海に星が降ってきたかのようにキレイでとても感動的でした。
岩陰に潜むキンメモドキの群れは、いつ見ても圧巻です。闇に輝く無数の魚たちが、まるで星空のように見え、生命と躍動感あふれる力強い写真だと思います。写真上部の明るい部分をトリミングすると、さらに黒が引き締まり印象的に仕上がったかと思います。
この作品は大きくプリントするほど、迫力が出てくる写真です。
「海中の忍者」 ナツキさん
撮影場所:沖縄本島(真栄田岬)
真栄田岬の水深約25M付近で撮影しました。ネジレムチカラマツに上手く擬態して身を潜めていたムチカラマツエビ。たかが一本の細いサンゴでも、やはり小さな生物の命を守るために役立っている様子を撮影しました。
黒バックに被写体が浮かび上がり神秘的な写真ですね。露出のバランスとサイドから入れたストロボ光などテクニックを駆使した1枚です。構図で言うと左下はトリミングし、黒で締め、エビの位置を中心から少しずらした方が良かったかと思います。
「我が家は何処へ…」 Ariさん
撮影場所:沖縄 真栄田岬
ダイビング中、時々目にする空き缶や空き瓶…
それらを住みかとしている生物も居ますが、
本来は、これらは海に無かったもの。
本来の住みかを取り戻してあげたい。
このような写真を見ると心が痛みますね。環境について考えさせられる一枚です。アングルですが、画面右側から撮影すると、もっとサンゴの部分が多く写り、訴える力も大きくなると思います。
「サンゴの植え付け」 ちんすこうさん
撮影場所:恩納村
立派に育ちますように。願いを込めて丁寧に。
「立派に育つように。…」とコメントするように、丁寧に植え付けする様子が見て取れます。手前のサンゴと奥に写るダイバーがアクセントになっていますね。
「ママ、だっこして...?」 HARUさん
撮影場所:西表島トゥドゥマリ浜
西表島のトゥドゥマリ浜で母と子を夕日をバックに撮影しました。神秘的な感じで撮れました。
夕日をバックに印象的な写真に仕上がっています。ほのぼのしていいですね。子どもの足が伸びているのが構図的にも生きてきています。
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1990年 沖縄タイムス社入社。写真部に配属され約25年。現在、現在写真部長。
大学時代にダイビングと水中写真を始めて30年余り。取材を通して沖縄の海を記録しています。
テクニックを駆使した作品や旅の思い出をストレートに表現した写真など、応募作1点1点に「沖縄らしさ」があふれていました。今年は、国立公園に指定された渡嘉敷や石垣でサンゴの産卵など撮影しました。応募された皆さんと同様に何度潜っても、そのたびに感動があります。その感動をいつまでも味わえるよう「美ら海」を大切に残していきたいですね。
- 元モーニング娘。第4期メンバー。2009年にCカードを取得し、美しい海を守っていくことの大切さを伝えたいと思い、2012年よりチーム美らサンゴの活動に参加している。
沖縄の魅力満載の作品ばかりで、楽しみながら審査させていただきました。
私も多くの方にこの魅力を伝え、守っていきたいと改めて思う良い機会となりました。
ありがとうございました!